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ここ最近自分を『漫画家』として客観的にみて思うこと。

表の記事で連載準備期間に入りますーーーーーという事を書きましたが、
こっちではそれに付随して、
「今の漫画家業界の中、今の自分ってどのポジションにいるんだろう?」
というのを客観的にみて今思っている事、
本音ベースでツラツラと書いていこうと思います。
健やかに漫画家やっていく上で、自分を客観的に見る事って大事だなって思って
よく一人でぼんやり考えてます。

◯自分の漫画家としての評価がどれくらいか、段々掴めてきた。

ロケ弁の女王の連載が終わって、さてどうしたものかと思った時に、
改めて「自分は漫画家として食べていけるのか?」と考えた。

作画の仕事をもらって連載していたとはいえ、
声かけてくれた会社が色んな事にチャレンジする会社だったので、
縦スク漫画の作画っぽくない、しかもペーペーな私がたまたまやらせて頂いた、
結構特殊なケースだと思っていて、
自分の実力では到底まだまだ商業には及ばないと思っていた。

なので、まだネタだったりやりようでは勝負できると思ったSNS漫画をメインに、
案件漫画で稼がなきゃと思い色んな企業に登録したり、自分で営業したりした。
それでもお金足りないかな…と思い、
普通にバイトとかしようかなーとかも思っていた。
せっかくだったらオシャレな本屋とかカフェで働きたいなーとか笑
その裏で、
コミティアの出張編集部で知り合った編集さんとか、声かけて頂いた編集さんと
企画を作りながらいつか連載できたらいいなー1、2年後くらいかなーとか思ってた。

で、蓋を開けてみてどうだったかというと、
ひとつ、
ある程度切れる事なく案件の仕事をふって貰えて、それで食い繋いでこれたという事。
これは自分の動き方もそうだし、自分の実力がどの程度通じるのか、
という指標になった。
多少無茶なスケジュールでもふってもらえる仕事はなるべく全部引き受けて、
ちゃんとスケジュール通りにこなし、
「この人はどんな仕事ふっても、ギリギリのスケジュールでも、ある程度ちゃんとしたクオリティの作品を仕上げてくれる」
という認識をしてもらうこと。
これが仕事に繋がってるんだろうなと思った。(現にそれでまた振りますーと声かけて頂いて仕事に繋がったりしていた)
サラリーマンと同じ感覚。
あとは、自分の実力もある程度広告や案件の業界に通じるんだなと認識できた。
アシスタント10年以上やってきて、そりゃある程度見せれるくらいは描ける方だと思うけど、
自分より絵の上手い人なんてごまんといるわけで。
それでも案件コンペとかで勝ち取れるのは、積み重ねてきたものの結果が出てるんだなと思い、
ホッとした。

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