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コルクラボマンガ専科を受講しました。

皆さん初めまして。

サエグサケイと申します。

普段はイラストレーター漫画家のアシスタント業会社員をしながら、最近自分の作品も描き始めたひよっこです。

自分の自己紹介はこの次の記事に描くとして、とりあえずコルクラボ漫画専科を半年間受講した感想を、忘れないうちに書き残しておきたいと思います。

割と正直にぶっちゃけて書きますので、不快な思いされる方などいらっしゃったら申し訳ございません。


1/きっかけ。

私はとある流れて紹介して頂いて初めてコルク、コルクラボマンガ専科というものを知りました。

まず、コルクとはなんぞや??というところから入って調べてみた。

CEO佐渡島康平氏。

あ、宇宙兄弟、ドラゴン桜で編集やられていた方なんだー、宇宙兄弟は単行本買ってたくらいハマった漫画だし、今の自分の仕事がモーニングと深い関係があるので、なんとなく親近感と信頼が少し。

他、安野モヨコさん、小山宙哉さん、「君たちはどう生きるか」(羽賀さん)は凄い売れてたなーという著名人の方々の名前も記載してあったので、めちゃくちゃ変な会社ではないなと(失礼)

その会社が主催している、コルクラボマンガ専科とはなんぞや??と調べてみた。

要はマンガ家育成学校、教室みたいなものかと。ふーんと見て行って気になる記事があった。それがこれ。

私自身、仕事で長い間マンガ業界にはいるが、古い体質での職場で最近の業界事情には完全に乗り遅れていいた。

あーマンガは紙媒体で売れなくなって、デジタル移行の本格化してんだなー、自分でも今の仕事と両立して描くとしたら縦スクオールカラーかなー、背景誤魔化せそうだし(失礼2)

となんとなく思って、自分でも1年前くらいにちょろっと描いたりもした。

ただモチベーションが維持できなくて、途中で止まってしまったが・・・。

話を戻そう。

そう、SNSマンガ!!

丁度受講する少し前に、Twitterで出会った漫画に衝撃を受けた。それがこちら。

ももせしゅうへいさんの「向井くんはすごい!」

当時はTwitterに全話載せられてて、衝撃だった。

Twitterでこんなに面白いマンガが読めるなんて!!!!!!

って。

それまではTwitterで漫画なんて、せいぜいバズってリツイートでまわってきて、ふーんって読んで次の日には忘れているような作品しか読んでこなかった(失礼3)

それがついつい作者さんにDMでファンレター送ってしまう程心にくる作品に出会えるなんて!!!!!!!!!

私もSNSで漫画描きたい!!!!!!!!!!

そんな事を丁度思っていた矢先にコルクラボマンガ専科の紹介を頂き、この佐渡島さんの記事を読んで、

これは受けるしかない!!!!!

と受講を決めました。


2/どんな講座内容だったと感じたか。


(1)基本はSNSで漫画を描いて、稼げるようになる方法の教え。

縦スクの話だったり、ストーリーの作り方(32ページ読み切り漫画)だったりもありますが、基本SNSで漫画を描いて、稼ぐには?という話。

学べた。

が、私は丁度同じタイミングである編集さんから声をかけてもらい、縦スクフルカラーのストーリー連載漫画の企画作りをしていて、

最初はわりと時間あるからSNSマンガ毎日1枚頑張ろうーと思って描いていた。それがこちら。

しかし途中からそんな悠長にやってる時間はない!という事が判明し、この講座の教えは実行できなかった。

ショート漫画とか、エッセイ漫画を描くならそのまま流用できそうだが、ストーリー漫画を作りたい勢には難しい課題だったのでは?と思う。最終課題を見て、ストーリー漫画を描いてる勢は毎日投稿は殆ど出来ていないと感じた。

私自身もラフ載せ続けてもなんだこれ?となりそうだし、私は過去に描いたものなどそんなに量がないので再掲もなんか・・・ストーリー一日考えたい日もあるし、甘えと言われたら甘えなのだが、自分のできる範囲で考えるという教えだったので、

ストーリー漫画(長い漫画)を作りたい勢は、どうやってSNSと向き合えば良いか

という事は知りたかった。「それでもやれ!」というならやるしかない!と発起するし、他に上手い方法があるならそれも教わりたかったかなと思った。

逆にショート漫画とかエッセイ漫画とか描いて行きたい人には最終課題は難しかったのではないか??話づくりの基礎だからとりあえず描いてみましょう、という感じだと思うが、モチベーションあがらない気もする。


(2)マンガの描き方の技術は学べない。

よくあるマンガの専門学校みたいに、人物の描き方ーとか背景の描き方ーとかは学べません。

あくまで「マンガ家を目指している人」前提の話で、技術を自分で磨いているのは当然でしょう?というスタンス。

これは良かった。

私もそう思っていたし、SNSの使い方、ストーリーの組み立て方、表現を引き出す方法論など、他で中々学べないし、体験できない事にジックリ時間を割いてて頂いて、有意義な講義だった。

なので、絵がうまくなりたい!という人には正直向かないと思う。

ただ、絵の講義も2回あって、その講義は絵を添削してもらい、その人その人の絵に合った指導が貰えた。(めちゃくちゃ参考になりました)

良く言えば、自分の絵に足りない事をダイレクトに教えてもらえる。

悪く言えば、自分にないものを身に着ける、それ以上向上する技術は学べない。

というところだろうか。基本先生方皆さん優しいので、自分自身で磨き上げないと、なんで講義受けてるか見失いそう。


(3)触れてこなかったジャンルの漫画、仲間に出会える。

講義内容に「同期の皆の作品にいいねやコメントしよう!」というものがあった。

私は自分に作品途中でSNSに載せられなくなるかも・・・と最初から不安があったので、(スミマセン)せめてこれは実行しよう!!!きっと自分の糧になる!と思い、と同期の皆のツイートを毎日隅々みて、マンガ読んで、半年間ひたすらコメントした。

正直これが自分には一番デカかった思う。

まず『漫画』自体。Twitterでも何度も書いているが、今まで自分の好きなジャンルの漫画しか読んでこなかった。

エッセイ漫画は一度も読んだことなかったし(西原さんのとかすら読んでない)、ギャグ漫画もわざわざTwitterで流れてるのを読まなかった。

それを半ば強制的に読んだ。コメントするにも生半可なコメントしたら「こいつ読んでねーんじゃねーか??」と思われると勝手に思って笑、隅々読んで必ずその作品の好きなところをコメントに書き込んだ。その結果思った事は、

マンガってどんな作品でも読めば面白い。

これにつきる。そりゃ上手い下手はあると思うが、面白くない漫画なんてない。なんだか自分の脳の幅が広がった気がする。それと

自分に必要なもの、不必要なものがわかる。

ずっと読んでると、その作品の良いところと悪いところが自ずと見えてくる。「あ、こういうところ真似したいな」とか「ここは自分も注意しないとな」って自己分析ができるようになる。

そして『漫画を描く仲間』

漫画を描くって孤独だ。1人だと挫けたり、何かトラブルがあると筆を置いてしまう可能性がある。

マンガ専科はそのマンガを描く孤独な者達を、強制的に集める場を提供してくれる。

まさに大学の講義を受けているようで、進んで参加したり、交流すれば自分にも返ってくるし、情報も交換しやすくなるし、描くモチベーションも上がる。winwinでしかない。

逆に遠慮して交流しないと、どんどん入りづらくなるし、ただ勉強する場だけになってしまう。それは本当に勿体ない。

私自身も毎日漫画アップ出来ていたわけじゃないし、バズってるわけじゃないけど、進んで色んな人にコメントしていたおかげで、今でも仲良くしてもらっているし、交流して色んな情報が手に入る。

5期以降検討している方は是非、

マンガは毎日描けなくても、バズってなくても、コメントいっぱいして交流してほしい。

素直に楽しいよ。


3/最後に。

この講座は向き不向きがあると思った。その点私にはとても向いていた。

向いている人は、

〇既に漫画をいっぱい描いていて、漫画を描く事に対しての付き合い方に未来を見据えている人、

〇人脈を広げていつか仕事に繋げていこうと野心のある人、

向いてない人は、

●漫画の描き方の技術を学びたい人、

●ネットでも人との交流が難しい人、

というのが、私の見解です。


と、いうわけで、コルクラボマンガ専科についての受講生の感想でした!長々とスミマセン。

コルクスタッフ、関係者の皆様、同期の皆

ありがとうございました!これからも宜しくお願いします!

愛してる!!!!!!!!


次回からは前述した今やっている連載用の作品作りについて、

ちょっとずつと書いていこうと思います。

良かったらまた読みに来てくださいー!!

Twitterも↑の漫画今は不定期に載せているので、

良かったら見に来てください♪


サエグサケイ

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